日本CISO協会主催11月交流会のご報告

11月の交流会は国際訴訟他セキュリティ関連に詳しい弁護士の高取芳宏様、AvePoint社代表取締役塩見献様からの2つのセッション構成でした。

交流会概要

日時 2015年11月17日(火)17:00~19:30(情報提供及びQ&A、懇親会)
参加者 講師を含めて13名、運営側(NANAROQ㈱)2名

セッション1

話題 国境超えた情報管理・サイバーセキュリティ
~訴訟・コンプラアンスのための戦略的対応策~
講師 弁護士(日本及び米国ニューヨーク州登録)、英国仲裁人協会上級仲裁人(FCIArb.)、オリック東京法律事務所・外国法共同事業オリック・へリントン・アンド・サトクリフ外国法事務弁護士事務所訴訟部代表パートナー
高取芳宏氏

セッション2

話題 機密文書データの社内ルールや規則の導入によってカバーできる分野・できない分野や、テクノロジーを活用してどのようにデータを守るか
講師 AvePoint Japan株式会社代表取締役兼APAC CTO
塩光献氏

講演内容

セッション1

1.訴訟とデータ・プロテクション(サイバーセキュリティ)

  • データ・プロテクションの重要性
    情報漏洩・技術流出の現状、近時の事例、日本の不正競争防止法における営業秘密保護
  • データアタック、プロテクションの2つの側面
    外部からの攻撃、内部からの攻撃
  • データ・プロテクションの3Step
    予防段階、戦略的構築段階、紛争・調査遂行段階
  • 紛争、調査の2つの側面紛争=訴訟、仲裁、調停、交渉、調査

2.ケーススタディと具体的な考察

  • ケーススタディ―複数の国が関連するクロスボーダー事例
    実質的論点、手続的論点
  • 企業における具体的対応策
    予防段階、戦略的構築段階、紛争遂行段階

セッション2

エンタープライズにおけるコラボレーションの実現~デバイスとプラットフォームを超えて人と業務をつなぐ~

AvePoint社が持つ、情報漏洩やリスク管理のデータを基に

  • 情報の活用促進の行く方向
  • 情報ガバナンスにおける予算の変化
  • 情報ガバナンス・活用課題におけるソリューション
  • 情報セキュリティ強化ソリューション
  • 作成から活用までの課題
  • 情報の流れを作る

など、コラボレーション(攻め)とリスク管理(守り)のバランスについて

最後に

AvePoint社のご厚意により、今回は会場のご提供と講演後はそのまま懇親会場として開放いただき、講師のお二人とご参加者の交流の場となりました。

不定期ではございますが、今後も交流会の機会を設けて行きますので、引き続きよろしくお願いいたします。

以上

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